ヘンリー、リチャード、エレノア、リッチモンド…王室とのゆかり深いケニルワース城

ノルマン・コンクエストの時代に建てられた城で、王族と深い繋がりがあり歴史的にも重要な城
現在は廃墟となっており、ウォリック城にも比較的近い

Kenilworth Castle

Kenilworth Castle

B4103道路側からの眺め

B4103道路側からの眺め
薔薇王キャラに関係するエピソード

●原案『ヘンリー六世 第二部』第4幕第4場、叛乱の首謀者ジャック・ケイドが王宮に向かっているのを知った初代バッキンガム公がヘンリー6世にケニルワースに戻るように勧める場面がある 第4幕第9場ヘンリーの嘆きの台詞もケニルワースでのこと

●マーガレット王妃はヘンリー6世が精神を病んだ後ここを軍事拠点の一つとした

●ロンドンから連れ出されたヘンリー6世が1456~1461年まで主に滞在した3つの城の内の一つ(他の2つはレスター城・タットベリー城)

●エレノア・コバム(グロスター公ハンフリー・オブ・ランカスター妃)が幽閉されていた

●リチャードも訪れていた

●リッチモンドは度々ここを訪れテニスコートを建設した

 

薔薇王以前のエピソード

●エドワード2世はここで廃位され(バークレイ城に移されるまで)幽閉されていた
ジョン・オブ・ゴーントはレスター城と共にここを居城としていた(ランカスターの祖、愛人キャサリン・スウィンフォードとの子供たちがボーフォート家となる)

●ヘンリー4世は父からこの城を相続し王室所有に戻した(ジョン・オブ・ゴーントの長男、リチャード2世から王位を簒奪した シェイクスピアの戯曲では"ボリングブルック"として登場)

●ヘンリー5世(薔薇王ヘンリーの父)が1414年にフランスからテニスボールを贈られて侮辱されたのはこの城にいた時のこと(シェイクスピアの戯曲にもテニスボールのエピソードが登場)

テューダー朝(薔薇王後)のエピソード

●エリザベス1世の寵臣レスター伯ロバート・ダドリーはここで盛大な宴を催し19日間に渡って女王を歓待した

所在地

Kenilworth castle
Castle Green, Off Castle Road, Kenilworth, Warwickshire, CV8 1NG

参考ウェブサイト

www.english-heritage.org.uk

en.wikipedia.org

lordofcastle.jimdofree.com

www.japanjournals.com

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