様々な重要場面の舞台となったロンドン塔

ロンドン塔遠景


薔薇王の名でも屈指の印象的なシーン、錯乱しリチャードを傷つける言葉を発したヘンリーに切りつける場面の舞台はロンドン塔のウェイクフィールドタワーだった
また、リチャードとバッキンガムが"神をも欺く神聖な芝居"をうち、民衆に次期国王リチャードへの歓喜の声をあげさせた場面も同じ場所


13話(4巻)平民に密告されたヘンリーが監禁されていたのは恐らくロンドン塔
ジョージ兄さんも1478年2月18日にロンドン塔で処刑された
2王子もロンドン塔に幽閉されている間にリッチモンドに毒を盛られた
各場面の詳細は「収録コミックス」の項に記述

叛逆者の門

カラスが飼われている

ウェイクフィールドタワーWakefield Tower

ヘンリー6世が殺害された場所で、命日の6/21に幽霊が出ると言われている
命日にはヘンリーが創設したケンブリッジ大学キングスコレッジとパブリックスクールイートン校の学長が薔薇と百合を捧げる

29話冒頭に塔の全景が描かれている

ヘンリーが物思いにふけっていた窓辺

壁にヘンリーが殺された件についての記述

窓辺の向かいには小さなチャペル

チャペルのステンドグラス

チャペルの床

ヘンリーが1471年5月21日にここで殺害されたと銘板が

玉座

暖炉

ウェイクフィールドタワー内

ウェイクフィールドタワー内

リチャードとバッキンガムはここを通って"神をも欺く神聖な芝居"へ
ブラディタワーBloody Tower 

2王子が幽閉・殺害された場所
(後にエリザベス一世の時代にウォルター・ローリー卿も投獄されていた)

(ホワイトタワー前の解説)1674年ホワイトタワーの階段の下で2王子と同じ年頃の子供の骨が発見された
タワーグリーンTower Green

子マガことマーガレット(ジョージとイザベルの娘)がリッチモンドの次男に処刑された場所
ここはハワードの曾孫たち(アン・ブーリンとキャサリン・ハワード)、ドーセットの孫(ジェーン・グレイ)ら様々な人々が処刑された場所で、ガラスのモニュメントがある

モニュメント

ここで処刑された人々について
ビーチャムタワー

ジェーン・グレイが幽閉されていた場所


ホワイトタワーWhite Tower

ロンドン塔の中でも最初に作られた基礎になる建物
武具と甲冑(ヘンリー八世の鎧も)の展示

White Tower

リッチモンドの次男の鎧

斬首刑の際に使用される道具(バッキンガムも…)
所在地

ロンドン塔Tower of London
Tower of London, London, EC3N 4AB


ウェブサイト

https://www.hrp.org.uk/tower-of-london/

地図

収録コミックス

第13話(4巻)平民に密告されたヘンリーが監禁されていたのは恐らくロンドン塔

 

第29話(7巻)の3ページめに大きくウェイクフィールドタワーが描かれている
ヘンリーが監禁されていた部屋にリチャードが入ってキスし「お前が憎い…憎くてたまらない…」と言い残し去る
それを目撃していたセシリーがヘンリーに近づく


第30話 門のところで待ち構えていたケイツビーを振り切ってチャペルで祈るヘンリーのもとを訪れるリチャード
しかし錯乱したヘンリーはリチャードの心を傷つけ、彼に切りつけられる

 

 

第38話(9巻)
リチャードが監禁されているジョージを訪れる場面
ジョージがティレルに処刑される場面

 

第51話(12巻)史実ではヘイスティングスはロンドン塔で処刑された


第55話(12巻)2王子は兄弟まとめてロンドン塔へ連行された
「ヘンリー六世はここで死んだ」チャペルの前でバッキンガムに語りかけるリチャード


セシリーに扇動された民衆がロンドン塔に集まってきていた
「生を感じろ あんたの人生はここから始まるんだ」
「神をも欺く神聖な芝居を見せてやる…!」

 

第56話(13巻)"いいか これは一場の神聖な狂言だ"
民衆の前にリチャードが姿を現しバッキンガムとひと芝居うち、新しい王として歓喜の中で迎えられる

 

第63話(14巻)変装したリッチモンドが2王子を脱走させる

 

 

第67話(15巻)王子たちがリッチモンドにもらった菓子を食べて死んでいるところをフォレストとダウトンが目撃