●グロスター公ハンフリーの暗殺?
ヘンリー6世の叔父、グロスター公ハンフリー・オブ・ランカスターHumphrey of Lancaster
ヨーク公やウォリックらと共に対仏抗戦派だった彼は、対仏和平派(王妃マーガレットやサフォークら)の工作によりベリー・セント・エドマンズBURY ST EDMUNDSのSt Saviours Hospitalへ行くよう命じられそこで逮捕される。その数日後の1447年2月23日に急死した(和平派に暗殺されたという説もある)
薔薇騎士ではサフォークの手にかかって落命する
「王妃と薔薇の騎士」3巻・エピソード10
薔薇王外伝『王妃と薔薇の騎士』では主人公のマーガレットに対抗する悪役として描かれていたが、「Good Duke Humphrey(善き公爵ハンフリー)」との異名をとるほど民衆にも人気があり、教養ある人物として知られている。彼が蝟集した書籍はハンフリー・ライブラリーとなり、後にオックスフォード大学ボドリアンライブラリーの基となった
ベリー・セント・エドマンズBURY ST EDMUNDSは9世紀にイーストアングリアの王エドマンドの埋葬地を中心に広がった歴史ある街
参考ウェブサイト
【この街の見どころ】
●セント・エドマンズベリー大聖堂St Edmundsbury Cathedral
1020年にベネディクト会修道院として創立された歴史ある大聖堂
ベンジャミン・ブリテンが「Fanfare for St Edmundsbury」を作曲した
所在地
St Edmundsbury Cathedral
Angel Hill, Bury Saint Edmunds, England IP33 1LS
参考ウェブサイト
地図
●St. Mary's Church
リッチモンドとベスちゃんの娘(ヘンリー8世の妹)でフランス王妃となったメアリー・テューダーが、2番目の夫初代サフォーク公チャールズ・ブランドンと共に埋葬されている
所在地
St. Mary's Church
Honey Hill, Bury St Edmunds, Bury Saint Edmunds IP33 1RT