オリジナルのクロスビー邸Crosby Placeは1466年に Bishopsgate(St Helen’s Convent)に裕福な商人にして外交官・議員でもあったSir John Crosbyによって建てられたもの
元々ここを借りていたリチャードは1483年にSir John Crosbyの未亡人からこの館を購入、即位迄ここを主な住居としていた
後にリッチモンドの次男の最初の妃キャサリン・オブ・アラゴンがここを住居とした
その後東インド会社の本部になっていたこともあり(1621~1638)、イギリスで最も保存状態が良い中世の館だった
現在跡地には高層ビル群が立ち並んでいる
移築されたクロスビーホール
1910年に大広間Crosby Hallはチェルシー地区に移築されたが、リチャードの悪評を振りまいたトマス・モアの果樹園だった場所というのも運命の皮肉
その後Crosby Hallを購入した富豪Christopher Moran氏はテューダー様式に改装してしまったとか
所在地
Crosby Moran Hall
Cheyne Walk, Chelsea, London SW3 5AZ
ウェブサイト
地図
クロスビーホール跡地
オリジナルのクロスビー邸Crosby Placeがあったとされる場所
Wikipediaには後に再開発により跡地にはTower 42(NatWest Tower)という高層ビルが建設されたと記述があるが、リチャード3世協会のサイトには元の住所は「38 Bishopsgate」と記載されている
所在地
38 Bishopsgate, London EC2N 4AH
地図
クロスビー邸ゆかりの教会
Sir John Crosbyとその最初の妻Agnesが葬られた教会
リチャードもクロスビー邸滞在時にはここで祈りを捧げていた
所在地
St Helen's Church, Bishopsgate
Great St Helen's, London EC3A 6AT
ウェブサイト